出し入れがしやすく、片付けやすいことが重要

住まいを新築する時、住まいのある場所にまとまった収納を考えがちですが、案外、使い勝手の悪いものになります。収納というのは、単に納めてしまうことではなく、そのものを使う時のことも考えて、出し入れがしやすく、片付けやすいことが重要になります。住まいの中にあるモノは死蔵や保管するのではなく、基本的には使うための一時保管します。使う場所の近くに、出し入れしやすい収納を考えることで、そのモノを活用することができます。

私の先輩が住まいを新築した時、思っていたほどの敷地面積を確保することができませんでした。それでも、LDKをワンフロアにして、ゆったりと暮らしたいと思いました。キッチンスペースにしても、対面式のオープンキッチンにして、キッチンカウンターの背後に、冷蔵庫、食器棚、調理家電の収納棚を並べて、使いやすいようにしたいと思っていましたが、冷蔵庫と食器棚を並べると、余裕がなくなりました。最初は天袋を作ろうと思いました。フードプロセッサー、ミキサー、コーヒーメーカー、ホットプレート、卓上型IHクッキングヒーターなどを高い位置に収納すると、出し入れが面倒ですし、危ないです。

そこで、ダイニング階段の下に、調理家電などのための収納庫を作りました。収納庫には、可動式の棚を作りましたので、出し入れも簡単です。ダイニングテーブルの後ろになりますから、キッチンからの動線も短い上に、コーヒーメーカーなどはダイニングテーブルの上で使うので、より便利です。収納庫には、扉をつけたので、すっきりと片付きますし、扉を開けると、どこに何があるか、すぐに分かります。2階の書棚に入れていた料理本もここに収納しましたので、便利になりました。また、彼女の趣味は編み物です。編みかけのものと編み棒などの道具や毛糸などを入れておきます。家事の合間の時間をみつけて、編み物をします。すぐに片付けておくこともできますから、助かるそうです。