インテリアデザイナーの使いやすい収納術

階段下のデッドスペースをクロークに
冷蔵庫のように、開けると明かりがつきます。収納スペースが暗いと、探しにくいのはもちろん、片づける気力もダウンし、一目で認識できないので記憶に残りにくく、何がしまってあるのか忘れてしまいます。そしてみんなが、とりあえず入れておこうという気分になり、何が何だか分からなくなります。収納スペースを明るく照らしましょう。更に、クロークは床を張らずに廊下よりも一段掘り下げてあり、そのぶんだけ収納量が増えるという工夫がされています。

動く棚
奥行きが深い棚の工夫です。手前が左右に動かせるスライド式の本棚があります。押入とか、廊下の脇にある物入れや物置など、奥行きが深い収納に当てはめてみましょう。靴やレジャー用品、寝具、季節家電などを、使用頻度で使い分けます。奥にはカラーボックスのような棚を置いて、子供の作品やアルバムなど使用頻度の低い物をしまい、手前はキャスターつきの家具にして動かせるようにします。冷蔵庫や食器棚、吊り戸棚など小さな収納スペースも、この発想にすれば、死蔵品のない活用率の高い収納になります。ただし手前のキャスターつきの家具は、左右に動かせるだけの余裕をもたせましょう。二世帯住宅の場合など、玄関の下駄箱をスライド式にすると、たくさんしまえます。

気配りのある収納
扉裏にフックを付けるときは、手前のすぐ手が届く所に一つ目のフック、そして手が届き難い奥は少し低い所に2つ目のフックを付けます。右利きなら、左で扉を開けて右手で出し入れするので、左側の扉裏にフックを付けます。使いやすい収納は、奇をてらったアイディアではなく、地味でも細部まで気を配る思いやりから生まれます。