ガラスブロックで明るく

友人宅は北側に内階段を設置しています。室外に設置していて、この階段は吹き抜けになっています。階段の北側は建物の壁で、1か所しか窓がありませんから、どうしても暗くなってしまいます。

設計段階で、この階段は昼間でも暗くなるのではないかと心配していました。もちろん、天井に数か所、照明をつけましたが、できれば、昼間は自然光をなるべく取り入れたいと思いました。そこで、西側の上部に採光用のはめ殺し窓を取り付けました。ここには、念願のステンドグラスをはめ込みました。このステンドグラスは西に面しているので、夕焼けに映えます。

もともと、長崎へ旅行した際、教会でステンドグラスの美しさに触れた友人は、ステンドグラスだけでなく、北側の壁のところどころにガラスブロックをはめ込みました。工務店さんの説明では、このガラスブロックは、内部までガラスではなく、真空に近い状態になっているそうです。そのため、優れた断熱性を持ちます。建物の北側ですから、冬は北風にさらされます。壁と階段部分で室内への遮熱・遮音効果があります。

 ガラスブロックとステンドグラスをはめ込んだ北側と西側の壁は、1日の時間の流れと共に、表情を変えていきます。ガラスブロック自体にも色々な色がありますから、とても綺麗な壁になりました。

建物の中に、光を取り入れるのには、窓を一番に想像しますが、このように、ステンドグラスやガラスブロックという方法もあります。

ステンドグラスとガラスブロックは採光には適していますが、はめ殺しなので、換気に利用することはできません。住まいの中で、暗くなる部分には、こんな素敵な採光の仕方もあるのです。例えば、重くなりがちなブロック塀の一部にこのガラスブロックを使うと、

明るい印象に仕上がります。室内では、間仕切りの壁に利用するという使い方もあります。まだまだ利用できる建材です。